松山の絶品グルメに舌鼓Eat exquisite foods
海と山に囲まれ、気候も温暖な松山市は、食材の宝庫。
瀬戸内海で水揚げされた新鮮な鯛やアジ、イワシの美味しさには定評があり、有名料理店でも使われているほどです。
山の幸でぜひおすすめしたいのは、太陽の光をたっぷり浴びて育ったジューシーなフルーツ。
特に「みかん王国」と呼ばれるほど柑橘栽培が盛んで、高級品種や松山生まれの品種など、たくさんの種類のみかんを味わうことができます。
ほかに、全国一の生産量を誇るキウイ、地元産の野菜も味は抜群です。
また、昔ながらの製法で酒造りをする5軒の酒蔵があり、
香りも味わいも豊かな「松山の地酒」や「道後の地ビール」等が評判を集めています。
瀬戸の松山海ごはん
松山市は、とれたての魚介類を使った郷土料理も自慢です。ふっくらと美味しい「鯛めし」は、瀬戸内海で水揚げされた新鮮な鯛をまるごと使用。こんがりと焼いた鯛をまるごと米と一緒に豪快に炊き上げたら、身をほぐして飯に混ぜ込みます。鯛の旨みや出汁がしっかりと染み込んだ美味しさに、思わず笑顔になることでしょう。「松山鮓」は、魚の出汁をきかせた酢でご飯を味付けし、新鮮な小魚やエビ、アナゴなどをたっぷりとのせています。いずれも、松山のおもてなし料理の代表です。
「みかん王国」と呼ばれる愛媛・松山で、柑橘の食べ比べ
松山市内ではなんと30種以上もの柑橘類が栽培されています。まるでゼリーのような食感で話題の「紅まどんな」や「せとか」などの高級品種のほか、春先を除くほぼ一年中手に入る温州みかんなど、柑橘の食べ比べを楽しむこともできます。
また柑橘を使ったジェラートやソフトクリーム、ゼリー、ジュースなど加工品も豊富。こうした柑橘や加工品の専門店やジューススタンドは、大街道や道後商店街、ロープウェー街などの各所にあります。あなたのお気に入りのみかんやスイーツを見つけてみましょう!
松山銘菓「タルト」・「坊っちゃん団子」
「松山タルト」は、江戸時代に松山藩主が長崎から持ち帰った製法をアレンジして生み出したという逸話のある伝統的なお菓子。長らく殿様の秘伝でしたが、後に一般の菓子舗でつくられるようになりました。「坊っちゃん団子」は、抹茶、卵、小豆で色づけされた3色のかわいいお餅のお菓子。道後温泉本館のもてなしにも使われています。温かいお茶と一緒にのんびりいただくのがぴったりの優しい味です。
風土が生んだ松山独自の庶民派グルメ
松山市の庶民派グルメの代表は「鍋焼きうどん」「三津浜焼き」。戦後まもなく松山で生まれた「鍋焼きうどん」は、甘みたっぷりのダシに、やわらかで喉越しの良い麺が特徴のメニュー。「三津浜焼き」は、そばやうどん、キャベツがたっぷり入ったお好み焼きの一種。港町の三津浜には20軒以上の専門店が並びます。