14,599

「柑橘王国・愛媛」はみかんだけじゃない!松山で1年中柑橘を味わおう

県内全域

「柑橘王国・愛媛」はみかんだけじゃない!松山で1年中柑橘を味わおう

愛媛といえば「みかん」。言わずと知れた全国有数のみかん産地です。そしてみかん以外にも1年中たくさんの柑橘が育ちます。県内で採れる柑橘は50品目近くにのぼり、品目数、総合収穫量ともに愛媛県が全国1位。まぎれもない「柑橘王国・愛媛」なのです。“王国”ですから、蛇口からみかんジュースが出るのも当然?! そんな噂の真相も含めて、愛媛の柑橘にグッと迫ってみましょう。

あの都市伝説は本当だった?!

「愛媛の蛇口からはみかんジュースが出る」。

まことしやかに囁かれる愛媛の“都市伝説”を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

蛇口から…?本当に?

伝説は本当です。各家庭にはまだ普及(?)していませんが、松山市内の「えひめ笑顔の観光物産館」(ロープウェー街)や、松山空港1階「Orange BAR」に夢の蛇口は実在します。料金を払うと専用コップをもらえるので、蛇口をひねって注いでください。

えひめ愛顔の観光物産館の詳細はこちら

愛媛のみかんが美味しい理由

みかんが育つ、たくさん採れるだけでなく、味も良いのが愛媛のみかん。愛媛の自然環境が美味しいみかんを育てます。

瀬戸内海に面して年間を通して晴れの日が多く、空に輝く太陽に加え海に反射する太陽の光もたっぷり浴びます。そして海からの潮風を受けミネラルを含む豊かな土壌も、みかんの産地として最高の環境なのです。

美味しいみかんはコレだ!

一般的に「みかん」と呼ばれる品種は、「温州(うんしゅう)みかん」のこと。収穫時期によって10月頃の「極早生(ごくわせ)みかん」や12月頃の「中生(なかて)温州」などに分類されます。5月中旬に出始める「ハウスみかん」から12月下旬以降の「普通温州」まで、温州みかんは実に10ヶ月近く味わえます。

美味しいみかんの見分け方は、大きすぎず女性の手のひらに軽く乗るくらい、高さがあるより平たい形で、皮のキメが細かいものが良いですよ。

松山市のおすすめ柑橘

温州みかん以外にも愛媛では「いよかん」や「ポンカン」、「レモン」や「スダチ」など、たくさんの種類の柑橘が実り、1年中美味しい柑橘が食べられます。

新品種も次々に誕生していますが、中でも松山市が「まつやま農林水産物ブランド」に認定している柑橘を3つ、ご紹介しましょう。生粋の愛媛生まれのブランド柑橘ですよ。

ゼリーのような「紅まどんな」

ジューシーで柔らかくとろけるゼリーのような驚きの食感。甘い果汁と香りが口いっぱいに広がります。皮も袋も薄くて繊細、見た目にも美しく名にマドンナと付くのがふさわしい逸品です。11月下旬から12月が旬。

 

“大トロ”のコク「せとか」

複数の品種をかけ合わせ、それぞれの「いいとこどり」で生まれました。「柑橘の大トロ」と呼ばれるほど濃厚でまったりとしたコクがあり、ジューシーで香りも豊か。1月下旬から3月中旬に食べられます。

春まで木で熟成「カラマンダリン」

冬の間、果実を木でじっくりと熟成させてギュッと旨味を閉じ込め、4、5月に収穫します。甘みと酸味のバランスが良く、深みのある濃厚な味わい。濃いオレンジ色の果肉からたっぷりの果汁がしたたり落ちます。

いろんな柑橘を、いろんな形で

そのまま食べる以外にも、柑橘を使った色々な商品が生まれています。

道後温泉商店街やロープウェー街などにある柑橘商品専門店では、お土産に購入するほか、その場で搾る生搾りジュースやジェラートも味わえます。みんなで味を食べ比べるのも楽しいですよ。

飲み物やお菓子、「塩みかん」やドレッシングなどの調味料、そして食品だけでなくエッセンシャルオイルや化粧品もあります。市内のあちこちのお店で探してみてくださいね。

みかん狩り体験も。愛媛の柑橘を全身で楽しんで

県内のみかん農家や観光農園でみかん狩りができるところもあります。自分で摘んでその場で食べるみかんはとてもみずみずしく美味しさも格別。ぜひ色々な体験を通して、愛媛の柑橘の魅力をたくさん感じてくださいね。

関連記事