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九州からフェリーであっという間!四国・佐田岬から道後温泉へ 瀬戸内海岸線のドライブコース
市内その他市外県内全域
九州ー四国の最短航路は、愛媛県の三崎~大分県の佐賀関のおよそ31km区間を、わずか1時間10分で結ぶ旅客フェリー。到着地の四国最西端となる佐田岬半島は、日本列島で最も細長い半島。漁業が盛んで、岬サバ・岬アジをはじめ、伊勢海老、サザエ、ちりめんなどの魚介が有名です。お家からそのまま車で愛媛まで。潮風を感じながら道後温泉までドライブしませんか。松山市内までの海岸線の楽しみ方を紹介します!
※オンセナートの写真は現況と異なる可能性がございます。
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佐田岬半島の魅力がぎゅっと詰まった、みなとオアシス「佐田岬はなはな」
「佐田岬はなはな」は、2020年にオープンした伊方町観光交流拠点。食堂・直売所を併設し、佐田岬の魅力や海の幸をぎゅっと凝縮した施設です。木材と青石、黒壁の組み合わせが印象的な建物は、次世代エネルギーのモデル施設にもなっており、屋内には「みんなのスペース」、屋外には緑との調和が美しい「いこいのデッキ」など、のんびり過ごせる場所もあります。敷地内には観光案内所もあるので、佐田岬を観光するならまずここで情報を集めましょう!
味が違います! しらす商品が並ぶ工場直売所「しらすパーク」
はなはな1階にある売店「しらすパーク」には、佐田岬周辺で獲れた魚介類や加工食品、柑橘類、お菓子類などがずらっと並びます。もちろんおすすめは、釜揚げされたばかりのしらすとその加工品。お店の一画にある「漁師市場」では、生きのいい伊勢海老や貝類なども売られています。
目の前の海で獲れた魚介を堪能!「しらす食堂」
工場直売所から2階に上がると「しらす食堂」。
大きな窓から差し込む陽の光、目の前に広がる海を見ながら食事を楽しめる「しらす食堂」は、その名の通り目の前の海で獲れたばかりの「しらす」が食べられます。
「釜揚げ・生しらす2色丼」は、釜でふっくらと炊かれたしらすと、鮮度抜群の生しらすがたっぷりのった丼で、2つの味を楽しむことができます。このほか、しらす、ウニ、刺身など海鮮がたっぷりのった「はなはな丼」もおすすめ。
目の前で、佐賀関ー三崎間のフェリー発着のようすが見られる屋外のテラス席は、気候の良い季節には特等席。木々や芝生の緑と、海と空の青さのコントラストを眺めながらのランチタイムは至福の時間です。
営業時間:9:00~17:00
休業日:不定休
営業時間:10:00~16:30(L.O. 16:00)
休業日:不定休
施設内にあるその他のお店の営業時間は、ホームページよりご確認ください。
人気のドライブコース「佐田岬メロディーライン」を走ろう
国道197号線のうち、八幡浜市から伊方町の全長約40km区間の一部は「佐田岬メロディーライン」という愛称で呼ばれています。日本一細長い佐田岬の尾根に沿って走るこの道は、その走りやすさから県民にも人気のドライブコース。道中には「道の駅 瀬戸町農業公園」と伊方原発を眼下に見られる「道の駅 伊方きらら館」があります。
右は宇和海、左は瀬戸内海。 「…今、何か音楽聞こえてる?」
松山に向かう道中は、場所によって右側に宇和海が広がります。一部区間で、どこからか聞いたことのある曲が聞こえてくるはず(車内で音楽を流していると聞こえないかも)。これはメロディー道路工法により、タイヤの走行ノイズ音によって車が『みかんの花咲く丘』の曲を奏でるよう舗装路面が作られているから。すっかり忘れていたころに「ん??」と聞こえてくるので、気が付いたら同乗者に教えてあげてくださいね。
美しい風景に溶け込む、風力発電の白い風車
日本でも有数の風の強い佐田岬半島では、いたるところで白い風車が見られます。山の上にある「せと風の丘パーク」では、尾根伝いに並ぶ風車や、宇和海と瀬戸内海を360°パノラマで見わたせる展望公園です。真下から風車を見上げればその大きさにびっくり。巨大な羽が回り風を切る音、その羽が地上に落とす影にも圧倒されます。
目の前は青い海だけ! 小高い場所にぽつんとたたずむ「下灘駅」
平日にもかかわらず、ひっきりなしに人が訪れるJR四国・予讃線(愛ある伊予灘線)「下灘駅」。この小さな無人駅は、鉄道写真の名所として鉄道ファンの間で知られているだけではありません。ちょっと寄り道してみましょう。
多くの映画やドラマにも登場! 唯一無二の絶景ロケーション
目の前にあるのは青い海だけという、なんとも素朴でかつ絶景が広がる下灘駅のホーム。
そのロケーションは、『男はつらいよ 寅次郎と殿様』(1977)、『HERO 特別篇』(2006)、「青春18きっぷ」のポスターをはじめ、数々の映画やドラマ、CM、アニメ、ゲーム、書籍などに登場してきました。このメディアの幅広さが、多くの人を惹きつけているのでしょう。
夏はほぼ正面に沈む夕日。秋以降は「だるま夕日」に出会えることも
下灘駅の魅力は、青い海とのマリアージュだけではありません。
1時間から3時間おきにやってくる列車、夏季には目の前の海に沈む夕日、毎年9月に開催される「夕焼けプラットホームコンサート」など、その一つひとつが絵になる光景です。
ホームには地元の方たちが訪れる人のために植えた花々。ベンチに座って潮風に吹かれながら、刻々と移りゆく時間を感じてみませんか。
《注意》下灘駅周辺の道は狭く、駅隣接の駐車場には数台しか停められません。車で行く場合は周辺住民へ配慮し、路上駐車しないようお願いします。
まだまだ走る海岸線!「ふたみシーサイド公園 道の駅ふたみ」で休憩タイム
国道378号線の大洲市長浜町〜伊予市双海町の区間は「夕やけ小やけライン」の愛称で呼ばれる人気のドライブコース。
瀬戸内海は順光が当たる北側になるので、晴れていれば日中は美しい青い海が広がります。
2月中旬〜3月にかけて双海町の閏住(うるすみ)地区の土手は、約200mにわたり菜の花の黄色に染まり、季節が進めば沿道の桜並木にバトンタッチします。
道中には2021年にリニューアルした「ふたみシーサイド公園 道の駅ふたみ」。
海を見ながら、食事もおやつも食べられる人気のスポットです。
衣がサックサクの「ハモカツカレー」を召し上がれ
双海町は日本でも有数のハモ(鱧)産地のひとつ。
道の駅ふたみの2階にある「渚のレストラン モンドブルー」では、衣がサックサクのハモカツが食べられます。「伊予灘ハモカツカレー」のルーは、イカ墨入りの魚介ベース。ハモカツは熱いうちがオススメ。サクサクな衣にふわふわで弾力のある食感がたまりません。
モンドブルーでは、窓一面に青い海を見ながらお食事できます(テラス席もあり)。
「愛媛ですから!」。みかんと濃厚バニラの「夕焼けソフトクリーム」
道の駅ふたみでのオススメは、特産品販売所(1階)の「夕焼けソフトクリーム」。
柑橘王国・愛媛ならではの、みかんと濃厚バニラを合わせたオレンジ色のソフトクリームで、みかんの風味がさわやかに香ります。ソフトクリームを手にベンチに座り、海を見ながらぼーっとするのも幸せのひとつですね。
青く澄んだ波打ち際をお散歩。夏は人気の海水浴場に
ふたみシーサイド公園は、夏になると海水浴客でいっぱいになります。オフシーズンは白い浜辺と静かな波打ち際でのお散歩が気持ちいい!「沈む夕日が立ち止まる町」というキャッチフレーズで、町おこしをしてきた双海町。夕焼けの時間もロマンティックです。
電話 089-909-6620
営業時間:11:00~18:00(ラストオーダー17:30)
休業日:第3火曜(7・8月は無休)
施設内にあるその他のお店の営業時間は、ホームページよりご確認ください。
宿泊地の道後温泉はもう少し先。道後温泉ではゆっくりお湯に浸かって、旅の疲れを癒してくださいね。
道後温泉周辺にも足湯や坊っちゃんカラクリ時計のある「放生園」、「道後温泉 空の散歩道」や「道後ぎやまんガラス美術館」、「圓満寺」など、見所がたくさんあります。
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